ZEHとは?
net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語で、「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味になります。
つまり、家庭で使用するエネルギーと、太陽光発電などで創るエネルギーをバランスして、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にする家ということです。
しかし太陽光発電パネルを大量に設置して生み出すエネルギーだけを多くすればいいというわけではなく、それ以上に大切なのは高断熱化により住宅性能を上げて冷暖房に使うエネルギーの削減と、LED照明や高効率な給湯設備などの導入で効率よくエネルギーを使うことです。
ZEHのメリット
ZEHにすることで得られるメリットはたくさんあります。
光熱費の削減
一般的な住宅とZEHの毎月の光熱費を比較すると年間15万円〜20万円の差が出ると言われています。
それがこれから家を建てて住む期間ずっと、仮に50年間住み続けるとすると750万〜1000万円もの差になります。
設備導入のための初期費用はかかりますが、将来的なことを考えると支払わないといけない金額はかなり抑えることが出来ます。
高性能で快適な暮らし
ZEHに認定されるためには6地域というエリアに区分されている兵庫県(北部の一部は除く)ではUA値0.6以下という基準をクリアする必要があります。
つまり、高性能な住宅を建てることになるので、夏は涼しく、冬は暖かい快適な暮らしを送ることができます。
健康面にも良い
断熱性の高い住環境により、部屋同士の気温差が小さいことも特徴です。
特に冬の寒い季節は、急激な温度変化によって引き起こされる脳卒中や、心筋梗塞などのヒートショックの軽減につながります。
他にも各種疾患が改善傾向を示されることが分かっています。
各種税制の優遇
住宅ローンの金利優遇や補助金を受けることができます。
特に住宅ローンの金利は少しの差で返済金額に大きな差が生まれるので大きなメリットになります。